隔日おおはしゃぎ (Road of座)

Road of座(ロードオブザ)の代表大橋拓真が、ほぼ隔日でコラムを書くところ

♯32 明日があるさ

過去に対する不安や絶望は必ず乗り越えられると信じている。僕にとって大変なのは未来に対する不安や絶望である。「あの時不安だったなー」「あのとき絶望したなー」よりも「これから不安だなー」「これから絶望だなー」の方がつらい。今しか生きることが出来ない我々にとってはこれが問題である。

でも未来の不安も絶望もいずれ今を通過して過去になっていくわけで、そうなってしまえば「あのときは不安だったなー」「絶望したなー」となるわけで、得てしてそういう経験は「あれだけの試練を乗り越えた」っていう自信に繋がる。ということは「これから不安だなー」「これから絶望だなー」という未来への不安は既に過去の自信である。ご存じの通り時間というものは単なる数直線ではなくて、成長し、膨張し、逆戻りするものである。未来への不安には既に過去からの自信の芽が育ち始めている。だから僕らはことさら未来を特別視するのをやめよう。未来というものは過去なのだ。過去とはつまり未来なのだ。近代科学に毒された我々の汚濁した思考体系に今こそ風穴をあけてやろうではないか。浅学非才な僕は人を説得することも影響を与えようとすることももうやめた。僕がほしいものは自分の美学であってそれ以上でも以下でもないのだ。

みたいな支離滅裂なことを考えることで英語が話せない環境のストレスを発散している僕は病気なのでしょうか?(22歳・学生)