隔日おおはしゃぎ (Road of座)

Road of座(ロードオブザ)の代表大橋拓真が、ほぼ隔日でコラムを書くところ

♯8 大学生はバイク乗れ

・大学生は基本的にお金がない。
・バイトにサークルにレポートに追われてたら時間もない。
・何も出来ない。

「これから何か出来るさ」という諸君。一年生の間に「時間があればやろう」と思ってて出来なかったことは三年間あっても出来ない。『だから一生出来ない』

「人生の夏休み」などと言われる四年間という長い時間を終えてみて何をやったかがわからない。何も言うことがない。
「サークルを頑張ってました」
→頑張ってなくても言える。
「バイトしてました」
→時間を安い酒に替えました。
「勉強頑張りました」
→そう言えるほど勉強してる人は多くない。


そんなわけで悶々としてる人に僕はバイクに乗ることをすすめます。
バイクはいいものです。そこでなぜいいかを自分なりに考えました。

①乗ってたら楽しい

→人によります。でも電車や車で車窓を見るのが好きな人は間違いなく楽しい。

②どこまででも行ける

→徒歩、自転車、電車、そして自動車よりも遠くへ行けます。遠くへ行くと見たことないものを見ることが出来ます。普段関わらない人と関われます。また気軽さも旅への意識を軽くしてくれる。

③生活の足、旅行手段として使うと安上がり

→バイクは250CCくらいだと中古市場では40~50万くらいですが数年間の様々な移動費と比べて考えるとコスパが良い。少なくとも車を買うよりは安い。車庫代もいらないし、250CC以下なら車検代もいらない。燃費もよい。駐輪場にとめられれば駐車代もいらない。

④交通に慣れられる

車の免許をとってもペーパードライバーになる人が多いがバイクに乗っていれば基本そうはならない。また車よりも交通状況の確認がしやすいので教習所で習ったけど意味がわからなかったことが分かったりする。車の運転の上手い下手がバイクから見るとよく分かる。

⑤速い

→電車は時速こそ速いが駅からの遠さや乗り換えを考えると総合的に速いわけではない。車とは一緒でしょ!と思われるが信号前ではすり抜けて最前まで出れるし渋滞中でもすり抜けられるので影響を受けない。また停車からの加速度はバイクの方が速い。

いいことが多いですね。でも悪いところもあります。

①危ない

→車と違って転けるし転けたら大ケガは必至だし路面が濡れてたら案外すぐ滑る。あと横断歩道の白線濡れてたらマジで危ない。あと倒れるとバイクは壊れるし壊れたら修理代は高い。

②乗ってるときは「暑い」か「寒い」しかない

→「ちょうどいい」がほぼない。乗る前ちょっと動いたら汗ばむくらいだったら乗ったら寒いくらい。夏の暑いときは熱風が吹き付けてきて暑い。

③ヘルメットは髪ぺしゃんこになる

→直らない。

④寂しい

→深夜の峠道、燃料あと少し、正しい道を走っている自信がない。後ろ見たら真っ暗。あれを超える心細さってあるのかね!!

⑤持ち物が制限される、走ってるとき何も出来ない。

→サイドバッグをつけたりすると多少収納は増えるがそれでも少ない。カッパと上着は必携だから持てるものが少ない。走ってるとき地図が見れないから道があってるか分からない(付けることは出来るが)。


悪いところも多いですね。乗らない方がいいです。

《ところでバイクで彼女を後ろに乗せてイエアってことは皆様当然考えると思うんですが免許とって一年は乗せれませんし高速道路は三年です。逆にそれくらい慣れてないと怖くて乗せれないことがすぐにわかります。あと燃費が悪くなります。タイヤの空気圧が減りやすくなります。カーブが曲がりづらくなります。電車を使ってもらいましょう。 》

さあ、バイクに乗りましょう。
「また来年あるさ」の夏休みじゃないんです大学生活は。「Let it be」は現状に妥協させるため向こうから来る言葉です。こちらから求めに行くものではありません。そんなのは出ない杭、出れない杭の悔しい負け惜しみです。
危険と不安のど真ん中を時速100キロで駆け抜けて行こうではありませんか。アドレナリンの泉に脳髄をどっぷりと浸からせて、靴もズボンも髪の毛も風の色に染めて行こうではありませんか。曲がり角の向こうに何があるのか気になってどうしようもない好奇心をワスレズニ行こうではありませんか!

ちなみに北海道は雪が降りだすと乗れなくなります。参考までに


追伸
ツーリングは一人でやってもツーリングです。