隔日おおはしゃぎ (Road of座)

Road of座(ロードオブザ)の代表大橋拓真が、ほぼ隔日でコラムを書くところ

ひらいさん♯1

今回照明をさせて頂きます平井です。照明は・・・あれです、舞台・役者・空間を照らす明かりです。今回の公演では天井いっっっぱいのLEDライトを、スマホアプリで操作してオペレートします!時代はハイテク化しているのです…!
使うの初です!どうなるか楽しみです!アプリの説明書全部英語だ!!!いえーい…

照明について申し訳なくなるほど雑に説明しちゃったので、気を取り直します。
照明は、シーンの時期・時間・場所、役者の心情の表現、時にはシーンの演出をします。
シーンの表現は、単純に、今晴天で夕方だからアンバー系の色にする、水の中だからブルー系にする、ということをします。
役者の心情表現は、辛い1人語りをしている時にスポットライトを当てて孤独感を出すといったものです。
最後にシーンの演出。ライブのようにピカピカした照明だったり、シーンをより効果的に見せるための工夫だったり…を照明で表現します。
演技している役者さんたちも大事ですが、照明も(もちろん音響、舞台、衣装、小道具も)大事で、ここが演劇を総合芸術たらしめているところだと思いますね!私は照明推しです(*´꒳`*)

今回の見所は、「照明が全部LEDライト」ってところですかね。え、省電力なとこがいいの…?と思うなかれ、LEDはいろんな色が、綺麗に出る、ハイパースーパーすごいやつなのです!!演劇で使われてるところはいくらネット検索しても出てこなかったので、なかなか新しい試みかと…!なけなしの経験を振り絞って考えて、披露したいと思います!!

ぜひぜひ8/29(火)は予定を空けて、道に迷って笑、フード&メディカルイノベーション国際拠点へお越しください!!!

SATOMI先生のお洒落講座♯1

おはようございます。
本日はRoad of座 第二回公演の衣装担当 SATOMIにお付き合い下さい。


初めましての方がほとんどなので、自己紹介から

今春、服飾関係の専門学校を卒業
在学中 数々の著名ファッションショー・ライブ・TV番組・アーティストのスタイリスト、衣装制作を経験
卒業制作にて発表したオリジナルブランド「SeReN」が学内コンペでグランプリを受賞
SeReNの一般展開を目指して貯金する為、某ステラプレイスにて販売員として活動中



服飾に携わる中でも専門的に学んでいたのがファッションビジネス分野で、得意なのはWEB販促でHPやInstagramYouTubeと時代に合わせたプロモーションを提案するのが好きです。

自ブランドのHP 【 http://SeReN.tobiiro.jp
チェックしてくださると嬉しいです。




個人的に好きなものは 光るもの。
2年前。学生時代、年間で最大のファッションショーで制作したのはLEDライトを取り入れた作品。
この時期から世のコレクション(パリコレ等)にて暗闇で光る表現が流行っていた為、LEDに着目してみました。その結果がこちら。


※服というよりアート作品として見て下さい。

実際のショーでは、点滅や消灯させたり色々な光の動きを遠隔操作します。制作期間、縫い針やミシンよりも半田ごてをずっと握ってました。全て独学で電子工学の勉強もしました。ファッションって自由。たとえ失敗しても制作者本人が「こういう物なんです!」って言えばそれが正解なのです。ずっと同じではつまらない。だから毎年毎年新たなトレンドが生まれます。

光るものはまだまだあってLEDの他に注目してるもの、これだけ紹介させて下さい。

リフレクターという素材。反射板です。小学生の頃、蛍光イエローのつるっとしたキーホルダーをランドセルに付けた経験ありませんか?
その素材がリフレクターです。
近年、素材開発が進行していて衣服にも使えるようなリフレクターも少しずつ出ているんです。

こちらは制作した一部。
リフレクター素材を使用したアクセサリーです。これを身に付ければ夜道も安心。且つファッション的に。



光るものが好きな理由は長くなりそうなので、無いであろうまたの機会に。



自分の事しか書いてないことに気づきました。
誰かの為になるファッション知識とか紹介してみます。

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明日着る服で困ってない?
SATOMI先生のお洒落講座

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〜2017晩夏・導入編〜

・基本シルエットはゆったり
・迷ったらまずビッグTシャツとワイドパンツさえ持っていればOK
・サイズ感が大きいTシャツはタックインして、あえてきちんと着るのが今年流
・今買うなら秋カラー(茶・赤・緑・紺等)のアイテムがいい

メンズ、レディースとも大きくこのポイント抑えていれば秋までは大丈夫!ファッションに正解は無いのですが、悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ファッションの事でお悩みの方、いつでもご相談お待ちしております。



こんな人がRoad of座 第二回公演の衣装担当します。さて、光るものは登場するのでしょうか。笑
8月29日、乞うご期待。

♯25 誕生日!!!!

おはようございます。大橋です。いつも偉そうに文章書いてすいません。毎度毎度ほんとうに苦い顔して句読点一つ一つをうっております。それだけは分かって…。


今日はいつものコラムっぽさをなくしてお送りしてゆきたいとおもいますなぜなら!!!



今日は、明治維新の元勲、木戸孝允公の誕生日なのです!!!ぱっぱらぱっぱらぱっぱらフー!!

184歳ということになりますね。

木戸孝允公は、維新の三傑として西郷隆盛大久保利通とならんで称される人物であり、他の二人がそれぞれ、西南戦争、紀尾井坂で殺害、暗殺を迎えたのに対して病死でした。

僕は、この三人のなかだと木戸孝允が大好きです。征韓論で政府を去った西郷も、殖産興業、富国強兵に尽力した大久保も、卓越した指導者であったことは間違いのない事実です。しかし、そのリーダーシップが独善につながり、周囲の不満を買ってしまったから、最後はそれが仇となってしまった。木戸孝允公は、あくまで周囲との協調性を大事にしつつ、しかしその二人に劣らぬ情熱を持つ人物でした。なんかかっこいい。

駄目だ好きすぎてすごい幼稚な文章になってる。詳しくは伝記とか読んでください。そして語り合いましょう。


あと今日はファイナルファンタジー7の主人公、クラウド・ストライフさんの誕生日でもあります。
そういやもうすぐ7のリメイクが出るそうですね。ワクワクが止まりません。このワクワクを誰かと共有したい。そんな人はRoad of座にDMを飛ばそう!


いや、僕は私は直接語り合いたいんだ!という方。

奇遇なことに今月の29日、フード&メディカルイノベーション国際拠点(北海道大学北キャンパスの北側、JR札幌駅北口より車で約15分)というところに、大橋が現れるという噂がございます。是非語り合いに来てください。おまけでお芝居もついてくる予定です!


そしてなんといっても今日は山の日!

目の前の懸案事項、ぜんぶかなぐり捨てて今日は山に登りましょう!札幌だと藻岩山がおすすめです。天気予報を必ずご確認のうえ、きちんとした靴を履いて出かけてくださいね!熊対策もお忘れなく。


毎日がきっと誰かの誕生日。アゲアゲで生きていきましょう!

それではまた来週に!

大橋でした!

おがわくん♯1 ♯下郎売り

初めまして、今日からブログデビューしました。

タイトルから分かる通り、私にはあまり今時のセンスはないようだ。

私は今まで努力というものをしてきた実感がないように思う。もしかしたら当時は努力していたのかもしれないが、今の自分に努力という意識はない。

もしかしたら努力ってそういうものなのかもしれない。ゴールに向かって何度もボールを放ったことも。記憶にはあるが今の自分には思い出の一部になってしまっている。

努力はその時には苦しいもの、しかしその後の人生において努力したことは一つの自信にこそなれ、苦しみは当時ほどに思い出せない。

♯24 さつぽろぽろぽろ

久々の札幌に帰ってきてだいたい一週間が過ぎて、少しずつ気持ちも住んでた頃に近づきつつある。しかし何とも、この街で自分が二年間も生活していたという実感が生まれづらい。

一つは、札幌を去るときと少しずつ風景が変わっているからかもしれない。まだ四月は道の脇に茶色い雪がうずたかく残っていたし、札幌駅にニトリもなかった。小さな小さな少しの差異が、微量ずつ違和感を堆積させているのかもしれない。

一つは、自分はもしかしたら本当にこの街で生活したことがなかったからかもしれない。僕は本当は札幌に居たことはない。僕はある時点で何者かに昏倒させられ、脳内に電極を差し込まれて二年間の北海道、札幌の記憶を植え付けられたのだ。北海道のぼくを知る人間も、本当は居なかった僕の存在を同じように植え付けられている。理由は分からないが。それが少しずつ解けてきているのかも。

一つは、まだ実感を感じさせられるようなことをしていないからかもしれない。こっちに来てまだ一週間だが、馴染みの場所、人に会っていない気がする。僕がここに暮らして、曲がりなりにも僕であり続けたことを証明してくれるような場所、人。時に見下し、時に認め、時に賞賛した場所、人。人間として最も大切なものかもしれない。

ところで、その場所、人はまだあるのか。いるのか。頑強な巌でさえ時の流れに朽ちてゆくこの世界で、帰る場所などあり続けるのか。もし僕が僕であったことを認めてくれるであろう場所、人に対面したとして、それらが僕が僕であったことを認めてくれなかったら僕はどうなるのだろう。この可能性を辿っていくとその先は深い孤独だ。でもそうなのだ。無いものは無いとして時間は進んで、あったようには見せかけられない。なにもかも、変わらずにはいられない。

変わってしまったものよ。時の流れに勝てる者はこの世におらぬ。でもどうか、その奔流に一本の、僕というくさびをうちたてて、少しの痛みを感じてほしい。

こいバナはるき♯2 深夜に走るバナ

深夜に走る。別に走りたいわけじゃないけど、でもどうした訳か走らなきゃいけないって思う瞬間がある。しかも深夜に。部屋着のまま運動靴を履いてお気に入りの曲を片手に部屋を出る。階段を下りているとき、まるで深海に潜っていくような感覚になる。夜だと少し肌寒くも感じる。2,3回アキレス腱を伸ばして走り始める。

 ランニングコースを特に決めてるわけでもないが何となく大学の方に行く。通り過ぎる飯屋とか遠くに見えるコンビニとか、あーそういえばここにも来てたなーとか最近は行かなくなったなー、なんてぼーっと考えながら走る。大学構内にはいってからもそうだ。ここはあの時に集まった場所で、あの日の帰り道で、なんて気付いたら考えてる。

 大学に入って人通りも無くなる。そこら辺まで来てやっとなんで走らなきゃいけなかったか気づく。どうしようもなくなってたんだ、心が。たぶん人に話しても伝わりにくい話だと思うけど、心がもうどうしようもなくなる事があるんだ。それは別に何が原因ってわけじゃなくて、2限に遅刻したことだったり、面白い映画を見たり、今月も金欠だなって思ったり、あの娘が可愛かったり、昔の自分を思い出したり、そういう一個一個はどうってことは無いんだけどそういうのが積み重なると、どうしようもなくなるんだ。

 そんなこと考えてると札幌駅の方まで来ている。行きと同じ道で帰るのもつまらないなって思い、大学横の道に出る。深夜でもまだ歩いてる人がいてどんどん追い抜いていく。あぁ、もしあの日あの場所で告白とかしていたら、いま追い抜かしたカップルは自分とあの娘だったのかな、もし、もうちょっとだけ正直だったら、もしもっと面白い人間だったら、もっと身長が高くてカッコよくてオシャレで優しくてお金持ちで頭が良かったら、そんな理想的な人なら今こうして深夜に走ってることなんてないのかな。

 遠くに信号が見える。自分の家までの最後の信号だ。ふと思う。あの信号が変わるまでに走り抜けられたら、何か変わるかも。そんなことでなんも変わらないことぐらい分かってるけど、疲れてきた体と頭ではそんな気がしてくる。スピードを上げる。息が苦しい。お腹が痛くなる。それでも速く。さっきまでごちゃごちゃ考えてたことが全部後ろに置いていく。体は限界で、頭は空っぽで。信号の点滅が見える。ああ間に合わないかもしれない、でも間に合うかもしれない。だからもっと速く。足を止めればもう苦しまなくていいのに、何も変わらないって決めつければ走る必要もないのに。それでも全力疾走を辞められない、諦めきれない。むしろこの時間が永遠に続けばいいのに。いつまでも信号が点滅し続けて、いつまでも家に辿り着かないでいれたらいいのに。

なんていうこいバナはるきでした。

♯23 なつやすみにっき

8がつ5にち土よう日。てんき、晴れ。

今日は、夕方くらいまであきひさの家であそんで、こうえんに行った。ぼくと、あきひさは公園のおかに上がって、がくやとしゅんは鞦韆で遊んでた。そしたら、さっきまでグランドであそんでいた小学生男子たちもおかに上がってきた。『お兄ちゃんたちなにしてるの』ってきかれたから、『あそんでるよ』って答えた。『せいじん男せいなのに?』っていわれた。かなしかったです。


きゅうに、二、三人がおそいかかってきたので、もち上げてあげた。そしたらだれかがなぜか『たおせー!』っていって、小学生男子にたおされることになった。かなしかったです。

ぼくは一人おんぶだけだったけど、あきひさにはさん人くらいぶらさがっててかわいそうだった。うしろにけはいがすると思ったら、だれかがぼくのおしりに石をつきさしました。ぜったい先生いう!

ぼくは、がくやとしゅんもなかまに入れてあげたかったので、小学生たちに『あそこにもぼくたちのなかまがいるよ~』っていってあげた。そしたらみんな走っていってふたりにおそいかかってた。がくやとしゅんはにげてたけど、二人ともすごくうれしそうだったので、うれしかったです。

小学生はみんなすぐ土をもったり、木のえだをぶきにするので、『おとこだったらみひとつでこいよ!』っていったら『だっておれたち子どもだもん』っていわれた。いいかえせなかった。『がくせいってこんなにあそんでていいものなんだ』っていわれた。まったく、かんのいいガキはきらいだよ。

あきひさが、サンダルを強だつされたので、小学生四人と、ぼくら二人ですもうをして、こっちがかったら返してもらうことになった。小学生はぜったい塩をまくのをわすれなかった。二、三回太ももにひざをいれられたり、はらにパンチをくらったけど、なんとか勝つことができた。何かいやなよかんがしたけれど、案のじょう『三回勝負だもん』って言われて、最終的に『外に出ても二回までは復活オッケー』まで譲歩することになった。大人げなく勝った。

勝ったのに、一人が伊勢川のサンダルを腕に挟んで返そうとしなかったので、『お話しよう』といって近づいたときに奪い返した。さすがに大人げなかったので謝った。

30分くらいのんびり公園で遊んで帰ろうとしてたのに、結局1時間くらいここ最近の中で上位に入るレベルの激しい運動をすることとなった。今後公園で小学生と遊ぼうと思ってる人に忠告。小学生男子は楽しいと思ったことは永遠にやり続けたがるぞ。

8月5日土曜日。天気、快晴。

夜になって、何となくさっき遊んだ公園が見たくなったので行ってみた。騒がしさはノスタルジックな街灯に打ち消され、耳に残る、あの声変り前のヘリウムガスを吸ったような声を思い出す。近くのマンションの一室から、優しいオレンジの光が漏れている。そこから、その声が聞こえたような気がした。